やまいちログの特徴

直輸入のカナディアンログハウス

北海道と気候が似ているカナダの木材を使用しています。
一切、中間商社などを通さずに、木材や壁板材などの建材・建具材などを直輸入していますので輸入コストを抑えることが出来ます。

ご要望がありましたらアメリカ・カナダ製のキッチンなどの設備機器も一緒に輸入出来ます。

輸入材コンテナ

丈夫で快適なログハウス

ログハウスに使う木材の量は普通住宅の3倍以上。そう考えると建物自体の重量も重くなるのは当然です。
ですので、ログ本体の強度も重要ですが基礎の強度も普通住宅より頑強に作っています。

例えば基礎には・・・

  • 基礎に使用する異形鉄筋は全て太さ13mmを使用。
  • ベース基礎の幅はW=700mm以上、布基礎の幅はハンドカットで180mm、マシンカットで150mm以上。

もちろんログ躯体にも・・・

  • 構造上必要な本数よりも多い『だぼ』と『通しボルト』を入れています。
  • 通しボルトのサイズは直径22mmの太さのものを使用。もちろんセトリング時にログを締め直し出来るようになっています。

基礎と通しボルト

弊社のある北海道北見市は夏は30℃冬も-20℃を超える北海道の中でも厳しい環境の地域です。
その暑さ、寒さの中でも1年を通して快適に生活して頂ける建物の工夫も随所に盛り込んでます。

例えば・・・

  • ログの厚みは丸太の場合は直径300Ø以上、角ログの場合は幅140mm以上を使用しています。
  • 重なる丸太の間には隙間風や虫の侵入を防ぐ膨張性のあるテープを2重張りし、更にグラスウールも充填しています。(グラスウールはハンドカットのみ)
  • 床や屋根に使う断熱材や窓などの仕様は次世代省エネ基準をクリアするものを標準使用しています。
  • その他、冬の積雪で建物が傷み難いように基礎高を高くしたり屋根の軒先を1m以上出す工夫もしています。

すべてフリープランです

住む人が違えば使いやすい家の形が人によって違うのも当然です。
やまいちのログは普通の注文住宅と同じようにお客様のご要望に沿う形でのプランをご提案しています。
形が決まっているプランを基に決めるよりも事前のお打ち合わせには時間が掛ってしまいますが、長く快適にお住まい頂ける家にする為にほんの少しだけお時間を頂ければと思います。
プラン図面や完成予想パース、お見積書は無料です。


ハンドカットログ

ハンドカットログとは?

ハンドカットログとは文字通り人の手で加工をしたログハウスです。
丸太そのものの自然な雰囲気とダイナミックさを味わえるログらしいログと言えます。

カットの方法

カットの種類は大きく分けて「サドルノッチ」と「ラウンドノッチ」の2種類がありますが、やまいちのログはサドルノッチが主流です。
(ノッチ=丸太の交差部)

サドルノッチとラウンドノッチ

サドルノッチはログの交差部分に馬の鞍のような形のスカーフと呼ばれるフラット面を加工する方法です。
このスカーフを入れることにより、交差部分が"くさび"のように食い込んでいくので、乾燥後のねじれ等が起きにくくなります。
ラウンドノッチはスカーフを加工せずに丸太の曲面を生かしたカットですので、丸太をそのまま積んだような見た目が好まれますが丸太の乾燥で隙間が生じやすいのが欠点です。


マシンカットログ

マシンカットログとは?

マシンカットログとは機械で丸太の断面を四角形やD型に成形した材を使うログハウスです。
室内の壁が平らになるので家具の設置やお掃除がし易く、住宅向きのログと言えます。
丸太の形に成形したマシンカットログもありますが、直径が小さいものが多く、北海道の寒さには不向きと考えますので取り扱いしておりません。

マシンカットログの形状と大きさ

角ログとDログ

左が角ログ、右がDログ

やまいちでは木材の断面が四角形の『角ログ』と断面がアルファベットのDの形をしている『Dログ』の2種類を主に扱っています。
断面サイズは幅140mm×高さ180mm(6×8)が主流です。


ポストアンドビーム

ポストアンドビームとは?

ポストアンドビーム(P&B)とは柱(ポスト)と梁(ビーム)を使って建てる建物です。
ですので厳密に言うとログハウスとは違う建物で日本に昔からある工法の「在来工法」を英語にしたと考えて下さい。

現在の日本の在来工法の建物は柱も梁も四角形に成形されて壁や天井の中に隠されてしまっている事がほとんどですが、P&Bの場合は柱や梁に丸太を使い、そのまま見せる形が多くなっています。

ログハウスと比べると間取りの自由があり、外壁もサイディングやモルタル塗りなどで施工出来るので土地が狭い場所や住宅地に違和感なく建てることが出来ます。
外観を見ると普通の住宅ですが室内に入るとログハウスのような雰囲気が味わえる。そのギャップがまた魅力の一つです。

P&B 外観と内観

在来工法とツーバイ工法のいいとこ取り

P&Bの場合、柱のサイズが最低でも140mm角ありますので、外壁の厚みは内壁~外壁で200mm程度とかなり厚くなり、壁の断熱性能が高められるのも利点です。
また、やまいちでは軸組み(柱と梁の組み合わせ)は在来工法でも、床や壁、屋根の工法はツーバイ工法にしていますので、従来の在来工法よりも機密性・断熱性が高い住宅になっています。


ログハウスのリフォーム

普通住宅と同じようにログハウスのリフォーム工事も承ります。
弊社以外の業者で建築になられた物件の場合でもお気軽にご相談下さい。
主なリフォーム内容は以下の通りとなります。
もちろん、この他にもウッドデッキの補修や普通住宅と同じようにキッチンなどの内部設備のリフォームも承ります。

チーキング処理

ログ材の間や丸太と壁の間などに隙間が生じた場合に施す処理です。
開いた隙間に収縮性のあるコーキング剤を入れて隙間を塞ぎます。

塗装

使う塗装は建築時に使用した塗装をお伺いして、同系の物を使用します。
2階部分や屋根の破風部分など、ご自分では高くて届かない場所や危険な場所のみの塗装も承ります。

セトリング調整

建築時にセトリング(ログ材が乾燥して沈む事)をあまり考慮しなかった物件でドアや窓が開かなくなったり、丸太壁に隙間が生じてしまったりした場合は通しボルトの切断、締め直しなどのセトリング調整を行います。
合わせて建具類の調整も行います。


木材の種類

名前と特徴

取り扱っている木材は以下の4種類です。
上から下に行くにつれて木材の価格が高くなります。建てる場所の気候や土地の状況と材の特性を考慮して選ぶと良いでしょう。

  • スプルース(松科)
    色は白っぽく室内が明るく見え、日本人には好まれる色味です。材質は柔らかく加工がしやすいですが、強度が弱い事はありません。
  • ダグラスファー(米松)
    材の周辺部分は黄白色で中心部分は赤褐色をしています。材質は樹脂が多く堅いのが特徴で狂いも少ない材です。
  • レッドシーダー(米杉)
    色は赤みが濃く、材質が柔らかいのが特徴です。耐久性に非常に優れていて腐りにくい材です。
    まれに杉花粉のアレルギーを持つ方が反応されてしまう事があるので注意が必要です。
  • イエローシーダー(米ヒバ)
    淡い黄色の材で独特の香りがします。材質は柔らかく加工が容易ですが、耐朽性が非常に大きく水湿に強いのが特徴です。

工法と材種の組み合わせ

木材の強度や加工のしやすさから、それぞれの工法で使える木材が若干違います。

  ハンドカット  マシンカット  ポストアンドビーム 
スプルース   ○  ○  ○
ダグラスファー  ○  ー  ○
ウエスタンレッドシーダー  ○  ○
イエローシーダー  ○  ○

ログハウスQ&A

ログハウスに対するよくあるご質問集です。

  ログハウスって寒くないの?
現在の普通住宅に比べると、ログ材の重なり合う部分には若干の隙間が生じるため、気密性は劣ります。
しかし、木材自身の保温効果が高いので、一度暖まった空気はなかなかさめにくく、真冬でも少しの暖房でも寒さは感じません。また、断熱性能が高く冬に暖かいということは、逆に夏は涼しいのです。
P&B工法ですと普通住宅と同じように高断熱・高気密な住宅になります。
  丸太のひび割れは強度的に問題無いの?
太い丸太材を100%乾燥させることは建築中には不可能な事ですので、住み始めて暖房を焚いたりすると乾燥で丸太がひび割れる事があります。
ですが、ログに使う木材は強度などを考慮されて選ばれている材種なのでパックリと真っ二つに割れる事はありません。
また、木材の中でもひどく割れが入りそうな丸太や捻じれた丸太は撥ねて使わないようにしています。
  丸太を組み上げた部分が崩れる心配は?
丸太の壁はただ丸太を組み上げているだけだと思われがちですが、丸太壁の中には『だぼ』と呼ばれるずれ防止の鉄の棒が入っていたり、ノッチ(丸太の交差部)や大きな開口部の横には『通しボルト』と言うボルトが丸太壁の上から下まで貫いて入っています。
ですので丸太が乾燥して縮んでもそれらで丸太がずれるのを防いでいます。
通しボルトもカナダ国内のログメーカーでは9~12mm程度の太さを扱う事が多いのですが、弊社では特注で18mmのボルトを使い、本数も規定数よりも多く配置しています。
また、ログハウスの構造は耐震能力にも優れています。弊社事務所では震度3程度の地震の揺れは気づかない事が多いです。
  メンテナンスはどうしたらいいの?
ログハウスは内壁も外壁も木そのままですので、サイディングなどを張った住宅に比べるとメンテナンス頻度は多くなります。
外壁の主なメンテナンスはやはり塗装です。完成時には3回塗りを施しておりますので、その後は5年に1度くらいのペースで塗ってください。
ウッドデッキを設置している場合は外壁よりは雨や紫外線を受けやすいので出来れば1年に1度、少なくとも2年に1度くらいは塗ると長持ちします。
その他、丸太のセトリング(乾燥によって材が沈む事)によってどうしても締まらない丸太の隙間が出来てしまった場合は隙間にチーキングと言うログ専用のコーキング材を入れたりします。
チーキング処理は建築後5年後くらいに1度行えば大丈夫です。
室内に関しては床・壁共にメンテナンスの必要はありませんが、床は年に1度程度ワックスを塗って頂くと美しさが長持ちします。
  暖房・冷房はどうしてるの?
ログハウスに設置する暖房機器としてお勧めしているのは石油のFF式ストーブか薪ストーブです。
最近、多く設置されている電気の蓄熱暖房機やパネルヒーターなどは高気密・高断熱住宅でないと暖房効果を発揮出来ないので、ログハウスの機密性ですと寒く感じる危険性があります。
(P&Bの場合は電気ストーブでも大丈夫です。)
ただ、石油のFFストーブや薪ストーブでも常時高火力で燃やし続けなくてはならないと言うことではなく、ある程度室内が暖まったらその後は微小くらいの火力でも十分に温かく過ごせます。
冷房に関しては北海道ではそれほど必要な時期も多くないのですが、付ける場合には2階に設置して、吹き抜けと2階の天井に付けたシーリングファンを利用して1階にも風を行き渡らせるのが効率が良い方法です。
  換気設備はどうしてるの?
現在の住宅はシックハウスを防ぐ為の法規制があり、必ず換気設備を設けなくてはなりません。
ですので、ログハウスでも必要とされる換気量を計算した上で各室内に機械換気設備を設けています。
北海道では冬場の寒さが換気設備を通して室内に入ってくる事もありますので、熱交換型と言われる外気を直接取り入れずに室内の奇麗な空気と混ぜ合わせて室内に取り込む換気設備を使用しています。
  住宅地に建築は無理?
そんなことはありません。一般の住宅地でもログハウスは建築可能ですが、外壁が木ですので防火地域と呼ばれる地域には建築は難しいです。
ですが、防火地域に指定されている場所は駅近くや繁華街などの場所が多いので一般住宅地としてこの地域に指定されている事はほぼありません。
その他、準防火地域と呼ばれる地域でも建築条件が規制されますが、土地の形状や大きさによって建てられるケースもあります。
弊社のある北見市近郊ですとどちらの地域も指定されている場所は少ないので、殆どの住宅地で建築は可能です。
逆に田舎で心配なのは市街化調整区域と言われる建物が建てられない場所があるので、山の中などの田舎の土地を購入する場合は、その土地の管轄の市町村役場の建築課で市街化調整区域に指定されていないかを確認して下さい。
また、農地となっている場所も農業を営んでいる人以外は普通の土地のように売買は出来ません。農地には住宅も基本的には建てられないので注意が必要です。
不安がある場合はログ業者や市町村役場の建築課などに相談してから土地を購入して下さい。